スピリチュアルメッセージ;

高次元との対話

新説:童話集
・王様と黄金
・ヘンゼルとグレーテル/・人魚姫
・アリとキリギリス
・青い鳥(おまけ)
 これらは、レイキ瞑想で高次元に質問をして、聞こえて来たメッセージを書きとめたものです。
ここに載せるにあたって、タイトルをつけ、なるべくわかりやすくするために新たに補足を加えています。
G:が高次元の存在(神様)で、R:が私のことばです。時々(かっこ)で、補足してあります。あまりに個人的なことは、省きました。
 わたし=(神様)、私・貴女=(対話の本人女性)貴方=(対話の本人男性)、あなた方=(一般の人間)
スピリチュアル情報としては、「神との対話」「聖なる予言」シリーズ等を前提に、必要な所だけ参考にしていただければ幸いです。

 最近、昔の童話のエピソードについて、新たな解釈が聞こえるようになったので、ここに書きとめたいとおもいます。
笑ってしまうような、でも意味シンな…パロディのような内容ですが、けっこう面白いかも。
[王様と黄金](2006.9.17)
昔むかし、ある国で。
黄金が大好きな王様がいました。
王様は思っていました「私が触れるものすべて、金になったらいいのに」。
ある時、神様にお願いをすると、その願いは叶えられました。
王様が触れるもの、全てが金になりました。王様は大喜び。
でも、最愛の姫がやって来たとき、いつものように抱きしめたら、黄金にかわってしまいました。
……ここまでが、本来の話。その続きを聞きました。
王様は、嘆きました。「金は好きだけれど、姫が何も話せないのは嫌だ。動く黄金がいい」
姫は、金色のまま、動き出しました。
王様は、大喜び。その噂を聞いて、あちこちの国から遣いがやってきました。
王様に触ってもらって、いろいろなものを金に変えてもらおうというのです。
王様は、喜んで応じました。
みんなが喜んでくれるので、王様は町へでて、村々を歩き、触るものすべてを黄金に変えて行きました。
国中の人々が喜びました。
王様は、世界中を旅しました。世界中が黄金になって、王様は大好きな黄金にかこまれて幸せに暮しました。
いつのまにか、ほのぼのした話になっている〜。
[ヘンゼルとグレーテル](2004.)
ヘンゼルとグレーテルは仲のよい兄妹でした。
お母さんを早くに亡くして、木こりのお父さんを手伝い、幸せに暮していました。
ある時、森の木を切る規制がはじまり、お父さんが失業してしまいました。
そんな時、お父さんには恋人ができて、兄妹のお母さんになることになったのです。
「新しいお母さんが来てくれる」素直な兄妹は喜んでいました。
でも、継母は喜びませんでした。
夫である、兄妹のお父さんにこう言いました「うちには、子供達を養うお金がない。子供達を施設に預けましょう」
お父さんも、賛成しました。
子供達は、ある所に預けられました。お菓子のような建物で、そこには他にもたくさんの子供達がいて、引き取ってくれる人を待っていました。
実は、そこでは子供のための人身売買(今なら臓器売買)が行われていたのです。
危うく、騙される所でした。
兄妹は逃げ出し、探しに来たお父さんと、森の奥でひっそりと暮すことになりました。
人身売買というところが、恐いというか、笑えるというか…。
[人魚姫](2006.9.28)
海の底の人魚の国で育った人魚姫は、人間の国に興味津々。
ある日、嵐の海で遭難した人間の王子を助けると、その姿に一目で恋に落ちたのでした。
王子様も、介抱してくれた人魚姫を気に入ったようでした。
「もう一度王子様に会いたい」人魚姫は海の魔女に頼んで、人間の足を手に入れることにしました。
姫は末娘として甘やかされて育ったので、まだまだワガママでした。
でも、魔女から忠告が。
「王子様には、もう婚約者の隣国の姫がいるのです」
それでも、人魚姫は王子様に会いたいと言いました。自分の方が魅力的だと思っていたのです。
「足の代わりに貴女の声が引き換えです。王子様への愛が魔法を叶えているので、もし王子様に愛されなかったら、貴女は海の泡になってしまいますよ」
人魚姫は、なんとかお城で王子様のそばに行くことができたのですが、王子にはもう婚約者がいて仲良く過ごしていました。
婚約者の姫から、王子様の心を奪いたい。もし恋がかなわなかったら、海の泡になってしまう。
海の魔女の言葉には続きがありました「…生き延びるためには、王子の命を奪うことです」。
人魚姫は、いろいろ手を尽くしましたが、言葉が通じないこともあって、王子の心を奪うことはできませんでした。
自分が生き延びるためには、王子を殺さなくてはなりません。
人魚姫は、その時やっと真実の愛に目覚めたのです。自分の愛が本物かどうか、知ることができました。
愛する者の、本当の幸せのために祈ることができました。
人魚姫は満足して、泡となって海に返って行ったのです。
ただの悲恋で、可哀想なだけの人魚姫だと思っていたけど、そういうことだったんですかね…?
[アリとキリギリス](2008.1.15〜2/1改訂)
 確かこんな感じだったと思う。
夏の日。キリギリスが、働きアリをバカにして遊んでいたら、冬になって食べ物がなくなった時、後悔する--という話。
 しかし、神様から来た、「愛と調和」の世界の教訓はこんな感じ。始めに来たメッセージを手直ししてみました。
 〜蟻と二匹のキリギリス〜
 よく晴れた暑い夏の日、蟻たちはせっせと自分たちの巣に食べ物を運んでいました。
毎日毎日…それが蟻の日課でした。
 そこへ2匹のキリギリスがやってきました。キリギリスは歌を歌ったり踊ったり楽しそうです。
「やあ、蟻さんそんなにせっせと働いて。こんなに晴れて良い季節じゃないですか。
歌って踊って楽しく過ごしましょうよ♪」
 働きアリは言いました。
「キリギリスさん、私たちは今たくさんの食べ物を運んで倉庫にとっておかなければなりません。
寒い冬には食べ物がなくなります。その時のために、今この季節に働いているんです」
 1匹目のキリギリスは笑いました。
「バカバカしい!未来のことばかり考えて今を楽しまないなんて。そんな人生のどこが幸せなんだい?」
アリは心の中で思いました。「ふん、今に後悔するぞ!」
 アリ達は必死で食べ物を運んでいます。確かに楽しいことではありませんでした。
でもしかたありません。彼らは、家族のために働かなければならなかったのです。
 すると、2匹目のキリギリスが言いました。
「なるほど、そういうことなんですね!でも、私に出来るのは夏の間に歌ったり踊ったりすることだけなんです。
だから、私はあなたたちが楽しく働けるように、心地よい歌と踊りを贈りましょう♪」
 そういうと、2匹目のキリギリスは、蟻たちのリズムに合わせて踊りながら、曲を奏で、歌い始めました。
アリの中には、歌なんか歌われても意味がないと思うものもいました。
でも、キリギリスがあまりにも楽しそうなので、ある行列のアリ達は 「それなら、こういう歌を歌って」と頼んでくるようになりました。
 その蟻たちは、今までよりリズムよく動くことができたので、仕事が楽しくなりました。
それで2匹目のキリギリスの歌に合わせて、たくさんの食べ物を運ぶことができたのです。
 そのアリ達とキリギリスは、友達になりました。
--秋がやって来ました。
--そして、寒い寒い冬がやって来ました。
 雪の中、食べ物のなくなった世界で1匹目のキリギリスは、飢えと寒さに凍えて死んでいきました。
蟻たちの大半も、過労で死んでしまいました。
 2匹目のキリギリスはまだ生きていました。
寒さに凍えながらも、1匹目のキリギリスの死を悼んで、安らかな祈りの曲をかなでていました。
 それを聞いて、アリ達がやって来ました。
蟻たちは、それがあの2匹目のキリギリスだと気がつきました。
「私たちの死んだ仲間たちにも、その曲を聞かせてあげてくれませんか?彼らは歌を聞くことすらできなかったのです。
せめて、眠りにつく時だけでも…」
2匹目のキリギリスは黙って頷くと、凍える身体でせいいっぱいの曲を奏でました。
「蟻さん、これが私にできる最後の演奏です」そういうと、おじぎをして、雪の中を暗闇に向かって歩きはじめました。
 蟻たちは、2匹目のキリギリスを引き止めました。そして、自分達の巣にキリギリスを招きました。
「あなたが、あの夏の日に私たちを楽しませてくれたので、たくさんの食べ物を運ぶことができました。
さあキリギリスさん。どうぞ一緒に食べてください。夏に助け合ったように、厳しい冬も共に過ご しましょう」
 蟻の巣は温かでした。キリギリスは精気を取り戻し、また蟻たちのために楽しい歌を歌うことができました。
アリとキリギリスは、歌って踊って、楽しく冬を過ごしました。
---だそうです。
■おまけ[青い鳥](2005.)
 チルチルとミチルの兄妹は、家族が仲良く暮らせるようにするために、青い鳥を探しに行きました。
たくさんの冒険をして帰って来ると、家に飼っていた鳥が「青い鳥」だということに気がつきました。
 大事なものは、本当は最初から近くにあったのです。
チルチルとミチルは、旅をして、本物の青い鳥を見分ける目を育てていたのでした。旅をしなければ、見極める目を持つことはできなかったでしょう。
 チルチルとミチルは、旅で出会ったみんなを思い出し、冒険の出来事すべてに感謝しました。
すると、青い鳥が言いました「私を見つけてくれてありがとう♪」
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